非売品全121ページ、絶版希少本です。 筆者は、写真の略歴にあるとおり、浦上栄範士に師事。戦後初の天皇・皇后両陛下の御前試合に優勝。範士八段。日置流印西派免許皆伝です。 「はじめに」は、次の衝撃的な文章で始まります。「現在日本では誤れる弓術（今は簡単に弓道と人々が呼んでいる）が行き渡っているが、これから本書に依り弓を始めようとする方々は、その本来の日本古来の真の弓術と、唯参加者の多数とイージィゴーイングな波に乗って流行した似て非なる弓術とを、はっきりと区別し認識して戴きたい。」このような過激な文章が各所にありますが、それは非売品だからこそと思われます。 日置流印西派免許皆伝としての矜持が随所に感じられ、筆者の合理主義に基づく弓道理論、日置流印西派の特徴である斜面打起し、紅葉重ねの手の内などが詳しく説明されています。折れ・シミはほぼなく、ページの白さを保っています。全体的に保存状態は良いと思います。 価値の分かる方だけにお譲りしたいと思います。#弓道　#本　#日置流　#斜面　#紅葉重ね　#浦上栄